12月9日、内閣府が発表した2024年7─9月期実質国内総生産（GDP）2次速報値は前期比プラス0.3％となった。都内で2021年6月撮影（2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon）

Yoshifumi Takemoto Satoshi Sugiyama ［東京 9日 ロイター］ - 内閣府が9日公表した7－9月期の実質国内総生産（GDP）2次速報は前期比03％増となり、10次速報の02％増から小幅に上方修正された。年率も10次のプラス09％から同12％に引き上げられた。定期的な推計方法見直しによる輸出の上方修正などが主な要因。 ロイター集計の民間予測（中央値）ではそれぞれ10次速報値から変化なしと見込まれていた。 10次速報よりも改善したのは輸出、民間住宅、設備投資、民間在庫変動。前期比で、民間住宅は01減から04増へ設備投資は02減から01減に上方修正された。原油・天然ガスの在庫上振れを反映し民間在庫変動の寄与度も上方修正となった。 輸出は04増から11増に上方修正された毎年この時期に実施する推計方法のアップグレード結果インバウンド需要想定上回り輸出上振れ寄与同時消費下振れにもつながった。 このため個人消費09増07増下方修正自動車等販売想定下回る この他輸入21→18%引き下げ 野村証券野崎宇一朗エコノミスト「設備投資(上方修正是認)想定通りだが輸出面意外感」「10次評価変わらず」指摘また消費「1012月弱化予想」述べた。