訪日外国人が日本の運転免許を取得する手続き「外国免許切替（外免切替）」に関する議論が再び注目を集めています。特に、滞在先住所として「一時滞在したホテル」を使用できるという新たなルールが導入され、一部ではその運用方法に疑問の声が上がっています。

近年、日本への外国人観光客は増加の一途をたどり、2024年には約3,687万人に達しました。多くの外国人観光客はレンタカーを利用して観光を楽しんでいますが、その一方で、日本での運転に必要な免許取得方法にも関心が高まっています。

一般的に、外国人観光客は「国際運転免許証」を使用して日本での運転が可能ですが、特定の国々の運転免許証を持つ人々は、日本の免許に切り替える手続きを取ることもできます。外国免許切替を行うためには、有効な外国免許証を保持していることや、一定の滞在期間を満たすことが求められますが、近年、滞在先住所として「ホテル」を申請することができることが大きな話題となっています。

この変更に対し、一部のネットユーザーからは「ホテルの住所を利用して免許を取得するのは不正利用を助長するのでは？」という懸念の声が上がっています。また、「外国人の免許取得が容易すぎる」との批判も一部で見受けられ、外国人観光客の急増に伴い免許取得に対するルールの見直しを求める声もあります。

特に、中国やベトナムなどの外国人が外免切替手続きを進める中で、試験の緩さや手続きの簡便さに不満の声が広がり、これに対して警視庁は2024年12月1日から一時滞在証明書に関する新たな規制を導入しました。新たな規制では、証明人が世帯主に限られ、証明人が試験場に同行することが求められるようになり、以前よりも厳格な手続きが必要とされるようになっています。

これにより、外国免許切替を巡る議論は続き、今後もその運用に関して注目が集まりそうです。