「株価が暴落している今こそチャンス!」と考えている投資家も多いのではないでしょうか。しかし、株価暴落と企業倒産の関係について見落としていませんか?
実は、長期投資を続けるほど、想像以上に高い確率で企業倒産のリスクに直面する可能性があるのです。
年間の倒産確率は0.22%でも、長期では急増
上場企業1社あたりの**年間倒産確率は0.22%**とされています。一見すると非常に低く安心に思えますが、10年、20年と保有期間が長くなるほどリスクは積み重なっていきます。
たとえば:
- 1社を10年間保有:倒産確率2.2%
- 10社を10年間保有:倒産確率22.0%
- 20社を20年間保有:倒産確率88.0%
なんと、20社を20年間保有した場合、ほぼ9割の確率で1社以上が倒産するという計算になるのです。
大企業でも安心できない!あのJALも…
「うちは大手企業にしか投資していないから大丈夫」と思っていませんか?
これまでに倒産した企業の中には、誰もが知る大企業も数多く含まれています。
- にっかつ(1993年)
- 山一證券(1997年)
- 日本航空(JAL、2010年)
株価が下がる局面では、多くの企業が経営難に陥り、最終的には破綻に至ることも。株価の安さだけに飛びつくのは非常に危険です。
暴落と倒産はセットでやってくる
過去のデータを見ても、バブル崩壊後やリーマンショック時など、株価暴落と企業倒産は常にセットで発生しています。
つまり、「今が買い時!」とされるような暴落局面は、同時に企業が最も倒産しやすい時期でもあるのです。
株価が安くても、その企業が生き残る保証はない
株価が下がって「割安」に見える企業も、その背景には深刻な財務問題や業績悪化があるケースが少なくありません。
数字上の「お買い得感」に惑わされず、その企業が将来的に生き残れるかどうかを冷静に見極める目が求められます。
【まとめ】「暴落はチャンス」だけじゃない。リスクも最大級
暴落時に株を買うこと自体は戦略として間違っていません。しかし、「どの企業に投資するか」「どのくらいの期間保有するか」によって、倒産という致命的リスクが付きまとうことを忘れてはいけません。
「株価が下がった=チャンス」ではなく、**「株価が下がった=倒産のリスクが高まった」**という視点も、今後の投資判断には欠かせないのです。
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