元阪神監督の吉田義男さんが3日に脳梗塞で亡くなったことが分かった。91歳。4日、球団が正式に発表した。「牛若丸」、「ムッシュ」の愛称で親しまれた虎のレジェンドが逝った。 【写真】乾杯でうつむき加減の吉田義男さん 昨年11月のOB総会にも出席していたのに キャンプ中の藤川球児監督は球団を通じて「突然の訃報に驚いています。偉大な大先輩であり、またお元気な姿で再会して叱咤激励いただけるつもりでいましたので、残念でなりません。素晴らしい先輩方が作り上げた伝統を、私たちが責任を持って受け継ぎ、また次の世代に繋いでいきたいと思いますし、天国の吉田さんに良い報告ができるように、目の前のことに全力を尽くしてシーズンを戦っていきます。故人のご冥福を心よりお祈りいたします」と、コメントを寄せた。 吉田さんは立命大を中退し、53年に阪神入団。167センチと小柄な体ながら、守備の職人としてファンを魅了した。1年目から遊撃のレギュラーに定着すると、54年には盗塁王。64年には打率・318をマークし、リーグ優勝に貢献した。 17シーズン、阪神一筋でプレー。2007試合で1864安打、打率・267、66本塁打、434打点、350盗塁。264犠打と献身的なプレーが光った。コーチ兼任でプレーした69年に引退。背番号「23」は永久欠番となった。 引退後は3期にわたり阪神の監督を務めた。伝説となったのは、2度目の監督就任初年度となった85年。ランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布らを中心に21年ぶりのリーグ優勝。さらには初の日本一に導き、「阪神フィーバー」は社会現象となった。通算8シーズン指揮を執り優勝はその85年の1回だったが、阪神で3期にわたって監督を務めた唯一の人物となった。
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