サッカー・ドイツ1部リーグの強豪で、日本代表DF伊藤洋輝が所属するバイエルン・ミュンヘンは8日(日本時間9日)、公式ホームページでクラブOBで「皇帝」と称され、今年1月に死去したフランツ・ベッケンバウアー氏の功績に敬意を表し、ベッケンバウアー氏が現役時代に付けていた背番号「5」を永久欠番にすると発表した。今季は空き番号となっている。 同日行われた株主総会で、ヘルベルト・ハイナー会長が明らかにした。西ドイツ(当時)代表で1974年に主将として、90年には監督としてワールドカップ(W杯)を制覇したベッケンバウアー氏は、バイエルンでも選手として73~74年シーズンから欧州チャンピオンズカップ(現欧州チャンピオンズリーグ)を3連覇するなど活躍。監督、会長としてもバイエルンを率いた。 ハイナー会長は総会で「最大の成功を収め、深い人間性の代名詞でもあった。あなたはこれからも揺るぎない存在であり、永遠にわれわれの皇帝だ」とあいさつした。 サッカー界ではイタリア1部リーグ(セリエA)のナポリが故ディエゴ・マラドーナ氏の10番、オランダ1部リーグのアヤックスが故ヨハン・クライフ氏の14番を、それぞれ生前から永久欠番にしている。元日本代表DFの松田直樹氏が2011年、練習中に急性心筋梗塞で急逝した後に、前年まで所属していたJ1の横浜Mが3番を欠番にするなど、追悼のために指定されることもある。 一方、現地報道によると、アルゼンチンサッカー協会は昨年末、22年W杯カタール大会で優勝し、史上最高の選手とされるリオネル・メッシ氏が引退した際には、同氏の背番号「10」を永久欠番にする計画があると発表した。同協会は「彼のためにできる最低限のこと」としているが、同国の10番はマラドーナ氏の引退後にも永久欠番を目指す動きがあったものの、各種大会の規定などから実現しなかったとされる。
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