マンチェスター・ユナイテッドとスポーツダイレクター(SD)を務めていたダン・アシュワース氏の契約解除について、『The Athletic』の番記者が分析している。 【順位表:プレミアリーグ】 2月にフットボール部門の実権をジム・ラトクリフ卿が握って以降、クラブ上層部の刷新を図ってきたマンチェスター・U。そして前所属ニューカッスルで同ポジションを務めていたアシュワース氏を引き抜き、今年7月から同SDの下でチーム強化に動いてきた。『The Athletic』によると、夏の約2億ポンドに及ぶ大型補強や、さらにエリック・テン・ハーグ前監督の解任についても重要な発言権を持っていたという。 しかし8日、アシュワース氏がわずか5カ月で電撃退任することが決定。マンチェスター・Uは声明で、「双方の合意により、ダン・アシュワースはマンチェスター・UのSD職を退任する。クラブの移行期におけるダンの働きとサポートに感謝し、今後の幸運を祈る」と発表している。 この電撃退任について、『The Athletic』でマンチェスター・Uの番記者を務めるローリー・ウィトウェル氏は「関係者全員が恥ずべき決断だ」と分析した。 「大きな波紋を呼ぶ非常に重要な展開だ。アシュワースは、INEOSの新経営陣が最高級のオペレーターを獲得したという代表例だった。それを始まって半年も経たないうちに“間違い”だと認めるのは、関係者全員が恥ずべき決断だろう」 「突然の退任もそうだが、ユナイテッドは彼を確保するために多大な努力を行った。クラブは結局、彼を獲得するために待った時間(2月~7月)と同じ時間(7月~12月)しか働かせていない。ニューカッスルへの補償金も200万~300万ポンド支払っているが、今季のチケット価格の値上げにより150万ポンドの増収が伝えられていることと比較すると、大きな注目に値する金額だろう」 その上で、「これからわかるのは、ラトクリフは『何かうまくいかない』と感じたら待つつもりはないということ。しかしこれだけ早い段階での退任は、そもそも彼の判断能力に疑問が生じるのは避けられないはずだ」と指摘した。 なお『The Athletic』の取材では、テン・ハーグ前監督の後任の任命に関してアシュワース氏とラトクリフ卿の意見が食い違い、ルベン・アモリム監督の招聘にはSDがほとんど関わらなかった模様。また、アシュワース氏の夏の移籍市場についての発言や、アモリム監督着任から2日後に休暇を取って11月の執行員会議に欠席したことなど、それらの言動にラトクリフ卿は苛立ちをつのらせており、それが契約解除につながったと伝えられている。
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