キャディーバッグの破損や劣化がクラブに影響を及ぼすことも
クラブをやボールはじめ、ラウンドに欠かせない用具を入れておくための必需品でもあるキャディーバッグ。しかし、消耗品である以上いつかは買い替えることになるはずですが、そのタイミングに迷ってしまうことも。 【画像】ちょっと高いけど軽くてカッコいい! 「ARMOURIN GOLF」キャディーバッグの価格と詳細画像 キャディーバッグを替えるべき目安のようなものは存在するのでしょうか。レッスンプロの関浩太郎氏に話を聞きました。
「キャディーバッグは基本的に何年使っても特に問題はありません。ただ、長く使っていると一部のパーツが劣化し始めたり、状態次第では壊れてしまうこともあるでしょう」 「例えば、いくつかの仕切り板で分かれている口枠の部分は、出し入れの時や持ち運び時に傷つかないよう、表面はクッションで覆われています。しかし、劣化によってクッションが擦り切れて内部のプラスチックがむき出しになってしまうと、シャフトに傷がついたり場合によっては折れる原因になる恐れもあります」 また、関氏は「素材の違いで劣化のスピードは異なる」と言い、次のように話を続けます。 「ツヤツヤの光沢感が特徴のエナメル加工がなされたバッグは、撥水性が高いとはいえ濡れたまま放置するとヒビ割れをしやすく、日光にさらされ続けると色も落ちる可能性があります」 「ポリ塩化ビニールやポリウレタンといった合成皮革のバッグは、『ヒビが入ってボロボロになる』『ベタベタして剥がれやすくなる』などの点がデメリット。劣化したそのままの状態にしていると、カートに積んだ際に同伴者のバッグに汚れが移ってしまうかもしれません」 加えて、デニムや帆布生地を使用したバッグは摩擦に強い一方で、湿度が高い場所に置いているとカビが発生しやすく、紫外線を受け続けると変色や色落ちのリスクが伴います。 さらに、キャディーバッグを乱雑に扱ったり不安定な場所に置いて倒れたりすると、パーツが破損する可能性も否めません。 特に多いとされているのが、無理にフードを開け閉めしようとしてファスナーが壊れるケース。そのほかにも、過剰な衝撃がのしかかることでバッグを自立させるために必要な底の部分が割れ、うまく立たなくなってしまうこともあり得るのです。
服と同じような感覚で買い替えるのも全然あり
関氏は続けて「キャディーバッグの買い替えは劣化や破損以外のタイミングでもある」と話します。 「例えば、ビギナーが上達してクラブを新たに追加したいと考えたときは、大型でより多くのクラブがスムーズに入るタイプにするのもいいですし、高齢になってクラブの本数を減らし、重量を軽くしたいと思ったときは小さめのバッグに替えてもいいでしょう」 「また、キャディーバッグを“ファッション”の一部として捉えるゴルファーも多く、服を買い替えるのと同じような感覚で、年齢とともに好みのデザインが変わってきたら新調すると考えるのもアリだと思います」 「一方で、同じバッグを何年も使い続けて経年変化を楽しむ人もいますね。特に本革のバッグは保湿など管理にも若干の手間がかかりますが、年を重ねるごとに色味や質感が変化して“味”が出てきます。ひどく傷んだり破損していない限りは、買い替えるタイミングは自由であると言えるでしょう」 実際にインターネットの書き込みを見てみると、「長年欲しかったデザインがあったので衝動買いした」「コンペの賞品でもらった」「クラブを一式替えた際に、見た目が良くなるようバッグも同じブランドにした」など、新調するタイミングはゴルファーそれぞれの考えがあるようです。 クラブやアイテムの収納以外にも、自分の“個性を主張するもの”という側面も持ち合わせているキャディーバッグ。劣化や破損が見つかった時だけでなく、「クラブを買い替えた」「自分の好みのデザインに巡り会えた」などの理由も、新調するタイミングの一つであると言えそうです。
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