来年1月2、3日に行われる「第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(往路107.5キロ、復路109.6キロ)」に向けて、前回総合4位の東洋大が9日、東京・文京区の白山キャンパスで壮行会と取材会を行った。大学2年時以来の箱根出走を目指す石田洸介(4年)は「理想は往路出走だが、任せていただいた区間を全力でやる。区間賞を目指すことがチームへの貢献になる。後続の選手に勇気を与え、駅伝の流れを変える走りがしたい」と力を込めた。 大学1年時に出雲駅伝5区、全日本大学駅伝4区で区間賞を獲得と華々しいデビューを果たしたが、大学2年時の箱根駅伝2区で区間19位。昨年4月以降、第一線から離れた。「高校までと違って故障の多い大学4年間だった。最初の駅伝は良かったがそれ以降は結果を残せていない。精神的に苦しいところがあって、自分が想定していたところよりも苦しんでしまった」と石田。それでも今年4月にトラックレースに復帰し、5月の関東学生対校選手権(関東インカレ)男子1部1万メートルでは28分8秒29の自己ベストで6位に入った。 11月の全日本大学駅伝では6区区間21位。満足のいく駅伝復帰戦ではなかったものの「全日本以降復帰して、順調に練習を積み重ねている状態」と手ごたえを感じている。泣いても笑っても最後の箱根駅伝。前回大会では同期の梅崎蓮(4年)が2区で区間6位、小林亮太(4年)が区間6位とエース区間で好走し、流れを作った。「前回大会の2人の走りが競技の原動力になっている。2人は自分の心を動かしてくれた存在。前回の箱根駅伝で同期の走りが自分の心に火をつけて、今ここにいる」と石田。「箱根駅伝の走りは走りでも表情でも生き様が見えてくる。苦しいところでも粘る姿、前半から攻める姿。東洋のカラーとしては怯まず前へ、その一秒をけずりだせという言葉があるように、諦めない走りを表情でも走りでも見ていただきたい」と真剣なまなざしで語った。
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