プロボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(37)がプロモートする興行「3150×LUSHBOMU vol.3」(21日、ツインメッセ静岡)に出場するWBO世界スーパーフライ級6位の健文トーレス(37)=TMK=が9日、大阪市内で練習を公開。ミット打ちなどを行い、軽快な動きを披露した。53・2キロ契約8回戦で元WBAアジア同級王者のナッタポン・ジャンケーウ(タイ)と闘う。 トーレスは幼少期から「天才」と称されながらタクシー強盗などで刑務所に2度、計11年間収監された経歴を持つ異色のボクサー。今年5月にリングに復帰すると、WBO世界バンタム級、8月には同スーパーフライ級と当時の各世界ランク1位だったフィリピン人ボクサー2人を立て続けに撃破し、鮮やかな復活劇を見せてきた。 今回はノンランカーが相手となるが、「モチベーションは変わらない。求めるのは結果だけ。負けたら引退します」と明言。世界王座奪取を見すえ、「1回で倒す」とKO宣言した。 また、この試合の入場曲にトーレスが自分の人生を重ね合わせ、「ボクシングをやる一番の支えにしている」という『闘う貴方へ』が採用され、作詞作曲したレゲエ・アーティストのEXPRESS(44)自身が会場で生で熱唱することも発表された。 トーレスは「泣いてしまって試合ができないかなというぐらい、うれしい気持ち」と感激。EXPRESSは「トーレス選手がリングに上がるまでに気持ちを高めてもらえるよう全開で歌わせていただきます」と誓った。 この日はこのほか、同興行のセミファイナルとして行われるIBF世界スーパーフライ級王座決定戦に臨む同級4位のレネ・カリスト(29)=メキシコ=も練習を公開。WBAスーパーバンタム級の元世界ランカー、ルイス・カスティージョ(メキシコ)を相手に迫力満点の6回の激しいスパーリングを行い、仕上がりの良さをアピールした。当日は同級3位のウィリバルド・ガルシア(34)=メキシコ=と対戦する。 プロ戦績はトーレスは19戦14勝(10KO)5敗、ジャンケーウは17戦13勝(9KO)4敗。カリストは24戦24勝(9KO)、ガルシアは28戦22勝(13KO)5敗1分。
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