9日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は終盤、全般的に円売りがやや強まり、1ドル=150円台前半に上昇している。午後は149円台後半でこう着したが、欧州勢参入の時間帯に円売りが優勢となった。午後5時現在、150円33~34銭と前週末(午後5時、150円10~11銭)比23銭のドル高・円安。 前週末の海外市場では、欧州時間は調整的な買いが強まり、150円70銭近辺に上昇。米国時間の序盤は、米雇用統計で失業率が悪化したことで米長期金利が低下。ドル円は149円30銭台まで水準を下げた。中盤は、ミシガン大消費者景況感指数が強めとなり、150円10銭台に浮上。終盤は150円前後で小動きだった。 週明けの東京市場では、午前9時以降、いったん149円60銭台まで売られたが、同水準では実需筋の買いが入り、仲値にかけては150円05銭近辺に持ち直した。正午にかけては、149円90銭~150円00銭前後でもみ合った。午後は149円90銭前後を軸にこう着していたが、終盤に「全般的な円売りが優勢になった」(大手邦銀)とされ、150円台前半に水準を切り上げた。 東京市場は、朝方こそ下値を模索したが、「売り一巡後は動意を欠いた」(為替ブローカー)とされ、総じてレンジ圏内にとどまった。終盤には「欧州勢を中心に円売りが優勢になった」(大手邦銀)が、来週に日米金融政策決定という重要イベントを控え、「一方的な円売りにはなりにくいだろう」(同)との声が聞かれる。 ユーロも終盤、対円は上昇。対ドルも堅調。午後5時現在、1ユーロ=158円80~83銭(前週末午後5時、158円85~87銭)、対ドルでは1.0564~0564ドル(同1.0583~0583ドル)。
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