12月8日(日)、関東など南東日本の広い範囲で、土星が月に隠される「土星食」が観測されました。「食」にならなかった長崎でも、土星と月が大接近する様子が観測されました。 【写真付きで読む】「土星食」各地の予想 画像は長崎県佐世保市星和台町で観測された「土星」と「月」の大接近です。撮影したのは、長崎県天文協会の松本直弥会長。8日午後6時10分頃から、リングを持つ「土星」が徐々に「月」に近づいていく様子が映し出されています。 松本会長によりますと、「午後6時24分の最接近のしばらく後、午後6時30分頃から雲に覆われたため、連続画像は途中で終わっています」とのことです。 松本会長は「やっぱり隠れる所が見たかったけど、だんだん近づいていく土星を見ていたらドキドキしました」と話していました。次に「土星食」が観測できるのは、13年後の2037年です。 ■土星食とは? 土星食は、土星・月・地球が一直線上に並び、地球から見て土星が月に隠される現象です。(画像提供「国立天文台」) ■どこで見えた? 12月8日の土星食が見られたのは、日本列島の南東側の地域です。今回の土星食は、12月8日(日)午後6時~7時の間に、南の空の高いところにある月が、土星を隠しました。 見られる地域と見られない地域の境界線「北限界線」が日本列島を縦断する形で通っており、限界線上より南の広い範囲で土星食が見られたと考えられます。 【潜入】 仙台 18時27分 東京 18時19分 京都 18時21分 那覇 17時54分 【出現】 仙台 19時00分 東京 19時02分 京都 18時47分 那覇 18時29分 ■土星食の見え方 国立天文台によりますと、今回土星食を起こした頃の月は「ほぼ半月」の状態。土星は月の明暗境界線からわずかに暗い側に入った縁(暗縁)で月に隠されました(潜入)。 土星食が見られる地域と見られない地域の境界線上では、土星が月縁に接するようにかすめる「接食」となりました。月縁にはクレーターによる凹凸があるため、土星が見えたり隠れたり、瞬くように見られたかもしれません。限界線より北では、土星と月が接近する様子が見られました。
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